さんぽみち。
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「ようこそ、僕のピンクの小部屋へ」

ピンクを基調とした色彩に包まれ、
どことも言え世界を背景にして、青年が笛を吹いている。
あらわになった腹筋のラインとエキゾチックな顔立ちは
ギリシャ彫刻のように美しい。
悩ましげなポーズに妖しげな視線。

タイトルは『ピンク・ナルシス』。

ピンク・ナルシス


映画館でたまたま見かけたポスターは、あまりに衝撃的でした。
よくよく見れば、上映は今週いっぱい。
で、あくる日の夜、急きょ渋谷まで出かけることにしたのです。

狭い客席はけっこう埋まっています。
男女問わずなカップルやおネエな殿方もいらしたように見えました。

内容は、全く無いようなとてつもなく深いような・・・。
個人的には観賞用イメージビデオとして楽しみました。

ゲイカルチャー。
アバンギャルド。
ロマンチック。
ゴシック。
スキャンダラス。
エロス。
ナルティシズム。
禁断。
耽美。
神秘。

思い当たる単語を並べるだけで精一杯。
感想を文章にまとめられそうもありません。
でも間違いなく、これぞ『ピンク・ナルシス』でした。
 
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テーマ:ミニシアター系 - ジャンル:映画

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予告編を観たときから、心惹かれるものがありました。
もちろんオダギリジョーはかっこいい。
香川照之は演技がうまい。
だから当然と言えば当然だけど、
何より映像から漂ってくる空気感が好きで。

   


二人の兄弟と彼らの育った田舎が舞台になっています。
田舎というと脳裏に浮かぶのは、母親の実家がある山形の田園風景。
小学生の頃はお盆休みの時期に、毎年泊まりに行きました。
風にたなびいてサラサラ音を立てる青い稲穂。
一日中聞こえてくる小川のせせらぎ。
裏庭でミンミンと鳴く蝉の声。
子供ながらに「田舎って良いなぁ」と実感したものです。

そのイメージはもちろん変わらないのですが、
大人になってから「映画の中の田舎」については
同時に”怖さ”も感じるようになりました。
田舎を出た者=裏切り者,羨望と嫉妬の的。
田舎といえば閉鎖的で、住民が無表情、村長または家長の言いなりで、
小さな宗教団体のように描かれることが少なくないように思います。


   


田舎に残ってしがないガソリンスタンドを継ぎ、
父親の身の回りの世話をしながら、2人暮らしをしている兄。
高校を卒業してすぐ東京に出て、写真家として成功し、
金にも女にも不自由せずに暮らしている弟。
良い子の見本のように誉められて育った兄。
出来損ないの見本のように貶されて育った弟。
奪われ続けた兄。
奪い続けた弟。
お互いを尊敬しながらも軽蔑している微妙な関係が一気に揺れ始めます。

観ているうちに何が真実で何が嘘なのか、
ゆれにゆれて酔いそうになります。
もしかしてここはこういうことなのかも?と一つ仮定すると、
じゃあさっきのここはこういうことになって、あそこもああなって・・・と、
一つのことがゆれると、そのゆれが水面の波紋のように全体に伝わっていくのです。

お兄ちゃんの複雑な笑顔が、ただ笑っているだけじゃなくて、
何か含んでいるんじゃないか?と思うと背筋が寒くなってきます。
ぎゅっと口角を結び、歯を食いしばって、青筋を立てて笑っている。
耐えているような、怒っているような、
意思とは関係なく笑顔を作るのが癖になって固まっているような。


    


ときどき挟み込まれる無機物の静止画も効果的でした。
ただそこに、いつも通り当たり前にある物が
何か意味を持っているんじゃないかと思えたときの恐ろしさ。
めでたいはずの鯛のお頭さえ、
死んだ目の奥に何か秘めてくるようで、不気味に感じられます。

わかってたつもりだったけど・・・役者達の演技力すごい!
そして初めて観た西川美和監督、すごすぎる!
見応えのある映画です。
観に行くときのコンディションには十分注意が必要でしょう。
観るたび全く違った結論に至ってしまうかも知れません。

そうそう、いよいよ物語のクライマックス!!って時に
突然現れるおどけた伊武雅刀、唯一の安らぎポイントです。

     
 

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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パルコ・プロデュース公演 『噂の男』
場所 : PARCO劇場
日時 : 2006年8月20日
URL : http://www.parco-play.com/web/play/uwasa/
作  : 福島三郎
演出 : ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演 : 堺 雅人 橋本じゅん 八嶋智人 山内圭哉 橋本さとし


阿修羅城の瞳 2003 劇団新感線(DVD) アール・アンド・シー 時給800円/GREATEST HITS Piper/ひーはー ビクターエンタテインメント 石井一孝/浦井健治/橋本さとし/石川禅/他/BEST MUSICAL(2)


お芝居を見るようになってからまだ日の浅い身ではありますが、
段々と、テレビではあまり見かけないけれど、舞台でよく見る役者さん、
というのが増えてきました。

人気のあるところにしょっちゅう呼ばれていて、
役が違ってもその人らしさが滲み出ている役者さん。
どんな料理にでも使えるけれど、
必ず素材そのものの味が感じられる野菜みたいな。
「この人出すのはずるい。」と言いたくなるような。

で、この『噂の男』のキャスティング・・・
ずる過ぎるでしょ。卑怯でしょ。
これぞ正しく”役者が揃った”ってことかも。

根っからの良い人、悪い人。
良い人ぶってて実は悪い人。
見るからに悪そうだけど、本当は良い人・・・に見せかけて実は??
騙しているのか、騙されているのか、そのふりをしているだけなのか・・・。
その辺の二転三転がうまいですよねー。
観ていて何度も裏切られ、ガッカリしつつも、
本気で憎憎しいのがむしろ快感だったりして。

正直、グロくて最低な話で引くところも多かったし、
手放しで人に勧めたいとも思わないのだけれど、
それでもやっぱり面白かった!!
あー。最近こういうの多いなぁ。

蛇足ですが・・・せっかくここまで揃えたのだから、
うまいこと五人だけのお芝居にして欲しかったりもしました。
ケラさん演出の五人芝居でシリーズ化されないかしら~。
 
DVD やさぐれぱんだ 金盤   DVD やさぐれぱんだ 銀盤  DVD やさぐれぱんだ 白盤 DVD やさぐれぱんだ 黒盤



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ケララバワンが2周年記念に無料でミールスを振舞ってくれるらしい、と聞いて
練馬駅まで行ってきました。

ケララバワン 2周年フリーミールス


促されるまま席に着くと、目の前には紙で出来たバナナの葉。
その上に料理が手際良く盛り付けられていきます。
このボリュームで無料だなんて~!!
なんと200食用意されたのだとか。インド人もびっくり。

今回は素材にもこだわってくれました。
カレーリーフやココナッツは乾燥ではなくフレッシュなものを、
ドラムスティック、ヘビウリ、イモ、パヤサムに使用する黒糖等、
ほぼインドのもの(もしくはそれに限りなく近いもの)を用意してくれたそうです。


ケララバワン 2周年フリーミールス


もちろんカレーやライスはお代わり自由。
ライスは日本米&ケララ赤米の紅白でいかにもめでたい!!

他のメニューは・・・。
 サンバル (ドラムスティック入り)
 ポリヤル (ヘビウリ入り)
 アヴィヤル (※特別メニュー)
 ヨーグルトカリー (※特別メニュー)
 アチャール2種類
 パパド (ケララ製)
 オーラン

ケララバワン 2周年フリーミールス


ラッサムも付いて来る!!
ケララバワン 2周年フリーミールス

デザートまで!!パヤサムというそうです。
ココナッツミルクの香り漂う甘~いお粥、って感じです。
馴染みの無い味だけど、食べてるうちにクセになるの。
ケララバワン 2周年フリーミールス


素材も量も贅沢だけれど、
それより何より気持ちがふんだんに込められているお料理でした。
やっぱりインドの方は気前が良いなぁ。優しいなぁ。

今度は普通のなんでもない日にお邪魔したいです。
ケララバワン 2周年フリーミールス
 
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おしゃれな人が集う街・青山。
グルメな人の舌を満足させる街・青山。

お食事する場所には困らないはずなんだけど、
下調べもろくにせず繰り出して来たstrangerはやっぱり困ってしまうわけです。
前から行ってみたからバルバッコアグリルには当然のように満席でふられ、
仕方がないので辺りをブラブラ。

たまたま見かけたのが地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎(ぐるなびはこちら)。
ビルの窓からはオレンジ色のあたたかい光が漏れ、
両手を広げたよりも大きな炉ばたから、炭火焼の煙がもうもうと上がっています。

これはうまそう!!
運良く炉端の目の前の席が空いていたので、
次々に焼かれていく食材を眺めながらの宴席となりました。

● お通し
冷製ポタージュと野沢菜漬ですよ、いきなり。
これは期待が高まります。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎


● たこのやわらか煮
その名を裏切らず、食感はとんとろやわらか。
和食らしく、ほんのりした甘みで味付けもやわらか。
箸でもちぎれるですよ。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 たこのやわらか煮


● 天然うにと帆立の合焼き
ビジュアルが素晴らしいでしょう??
うにと帆立を一緒に食べるだなんて贅沢なっ!
しかも生の方がうまいのを焼いちゃうだなんて!
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 天然うにと帆立の合焼き<br />

はぁあああ。前言撤回。
ちゃーんとぷりっとした生の良さは残しつつ、
焼いたことで甘みも増すし、エキスも楽しめるっていうオマケつき。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎



● 釧路産つぼ鯛干物炉端焼き
この子が網の上で焼かれるところ、しかと見届けておりました。
脂たっぷりだからジュージューと音を立てながら、良い焦げ色つけてましたよ。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 釧路産つぼ鯛干物炉端焼き

ほーれほれ。
脂でツヤツヤでしょう??やわらかそうでしょう??
そうなんですそうなんです。
濃厚な味にはザクザク粗削りな大根おろしがサッパリうんまい。お見事!!
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 釧路産つぼ鯛干物炉端焼き


● おくらと大和芋でとろとろ豆富
とろとろしたものばっかり頂いちゃって、顔も頬もとろとろ緩みっぱなしですわ。
ちゃんと味がついているので、醤油などかけずに頂きます。
おくらと大和芋と豆腐と、それぞれが大好きだからこそ、それぞれ本来の味を楽しみたい。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 おくらと大和芋でとろとろ豆富


● 特製ダシで肉厚どんこしいたけ
お腹がいっぱい!だけどまだ食べたい!で、椎茸でございます。
地味。いたって地味。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 特製ダシで肉厚どんこしいたけ

炭火の醍醐味を楽しむには、やっぱりこういったシンプルなメニューですよ!!
はい、確かに肉厚です。
しかも、ジューシーです。プリプリです。香ばしいです。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 特製ダシで肉厚どんこしいたけ


● 谷中生姜の豚バラ巻金山寺みそにつけて
某豚料理居酒屋でお気に入りなメニューがあったので思わずオーダー。
豚バラちゃんの脂がじゅわっと染み出たところに、谷中生姜のサッパリした辛味がすかさずアタック!!
この連携プレーがたまらんとです。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 谷中生姜の豚バラ巻金山寺みそにつけて

"金山寺みそにつけて"みました。
甘みがさらに加わりまして、辛味との絡みは言わずもがな。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 谷中生姜の豚バラ巻金山寺みそにつけて


● 北海道板こぶ七輪炙り
ブレちゃってますがね。
お腹がポンポコリンで、こんなものしか食べられんのです。
いや、侮るなかれ、これがまた香ばしくてしみじみ旨い。
長く付き合える、素敵な酒の友。
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 北海道板こぶ七輪炙り


● 青海苔のみそ汁
締めはやっぱり味噌汁でしょ??
ぐらぐら煮立った鍋から、磯の薫りが充満した湯気と共に注いでもらえば、
気分は猟師。
青海苔ってさー、旨いよねーやっぱり!!
地魚炙り焼と和酒 おけやの鈴太郎 青海苔のみそ汁


奇をてらった○○風無国籍お料理が蔓延する中、
シンプルな味で勝負する和食のお店は嬉しいものですな。
しかもここ、青山なのに、こんなにいい食材揃えてるのに、
けっこうリーズナブルなのですよ。
嬉しいものですな。
 

テーマ:和食 - ジャンル:グルメ

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うっそうと茂っております。
青山に現れたジャングルか??
岡本太郎記念館


暑い暑い夏の日でございました。
植物がなんだか南国っぽいんです。
岡本太郎記念館


天に向かってニョキニョキッと。
太陽の光が強い日だったので、特にきれいに見えました。
岡本太郎記念館


これは明月院で見たあの椅子だ!!つながるなぁ。
・・・と思ったけど、↑の記事に写真載せてなかったわ。てへ。
岡本太郎記念館


これがかの有名な!!さり気な過ぎる。
こんにちは。うふっ。
岡本太郎記念館


太陽見てANESSA思い出しちゃいました。
鐘を見て我王思い出しちゃいました。・・・すみません・・・ほんとすんません。
岡本太郎記念館


ぴょこん。
岡本太郎記念館


ぬぼー。
岡本太郎記念館


わっさー。
岡本太郎記念館

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『明日の神話』の写真とは打って変わって穏やかな笑顔の太郎さん。
おうちではやっぱりリラックスモード??
岡本太郎記念館


あの、ほら奥の方にあるポコポコッとした木みたいな。
色合いと形がなんともまぁ・・・欲しいです。
岡本太郎記念館


若干爆発してる、太郎さん人形。
脇にはこれ、青山劇場のアレですよね??つながるなぁ。
岡本太郎記念館


これもカワイイ!!アートとか別にして。単純に。
流れるような曲線とか、丸っこい形ってのが好きなんです。
岡本太郎記念館


リビングにあった椅子が、クワッと立ち上がって反乱。
・・・の割に笑顔ですからそんな気はないのでしょう。
岡本太郎記念館


なんだかわからないけれど、たじろがんばかりに圧倒される空間。
無数に置かれた絵の道具、の横に、ゴルフバッグ(名札つき)。
岡本太郎記念館


天井が高いんです。
うん、確かに天井の低いところにはいて欲しくないけれど。
岡本太郎記念館


押して駄目なら、引いてみろ。
岡本太郎記念館


オス、だけど、メス。
岡本太郎記念館
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新橋駅からバスが出ているはず!
とりあえず見てみようか?とバス停へ向かってみれば、ちょうど出発するところ。
ラッキーだね、と話しながら青山へ。
岡本太郎記念館で『『明日の神話 』再生への道』展をやっていたのです。

岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

ばらばら粉々になっていたパーツを丁寧に組み合わせてゆきます。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

ワタが10キロ!?
最近の復元は、綺麗にするだけじゃなく、汚い状態にも戻せる、というのが大切らしいのです。
なんとか鑑定団でも下手な修理が入ってしまったために価値が落ちた、なぁんて話を良く聞きますね。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

細かい細かい作業の繰り返し。
一より描くのとはまた違う大変さ。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

水がぐるぐる回るビーカーやら、手術用のうっすいゴム手袋やら。
美術じゃなくて、科学かも。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

先生、オペお願いします。
歯医者の道具っぽくもあり。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

やっと絵の道具っぽいものが!!・・・と思いきや注射器発見。
大怪我をした子の大手術なんです。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

塗料なんですけどね、やっぱり薬瓶っぽいです。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

右から左へ、だんだん綺麗になってゆきます。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

汚れを落として、溝を埋めて、破損部を描き足して。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

こういう模型スキ~!!
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

細かいところまで再現されていて、作業中にデスクを覗き込むのも悪いみたい。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

ちょこんと脱いである靴とか、たまらんわぁ。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

『明日の神話 』の下絵。
やっと全景を拝顔することが出来ました。
ちっちゃいけれどエネルギッシュ。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

対をなす、と言われる太陽の塔明日の神話
寡黙にして雄弁。無表情にして表情豊か。能面のようです。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

太陽の塔と太郎。
今もなお叫び続ける。
岡本太郎記念館 『『明日の神話 』再生への道』展

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一路、山手線で新橋へ向かい、汐留にある日本テレビへ。
ここでは岡本太郎作・幻の壁画『明日の神話』が公開されているのです。
詳しい経緯は、今更私の語るところでもないので省かせていただいて・・・。

岡本太郎 明日の神話


壁画は屋外に設置されていて、通りがかりの人は誰でも観ることができます。
が、時は夏休み真っ盛り。場所は汐留。
・・・見・・・見えない!!
壁の前に立ちはだかる、人垣という名のでかい壁。

岡本太郎 明日の神話


間近で観るためには、壁の裏側に連なる列に並ばなくてはなりません。
透明なアクリルで固められ、金属で固定されたヒビだらけの裏側に、
復元はさぞかし大変だったろうと思いを馳せていると、時が経つのはあっという間。
お揃いの黒いポロシャツを着た、ちょいテンション高めのバイトちゃんの説明を受け、
いざTARO!!

岡本太郎 明日の神話


壁の前には、許された者(ちゃんと並んだ子)のみが上れるステージが設けられていて、
好き放題に接近&撮影が出来ます。
・・・が、全景を眺めることが出来ないんですよ。
当たり前だけどちょっと残念。
全体のドカーンとした迫力が味わいたかったのだけれど、それは贅沢と言うものか・・・。

岡本太郎 明日の神話 岡本太郎 明日の神話
岡本太郎 明日の神話 岡本太郎 明日の神話
岡本太郎 明日の神話 岡本太郎 明日の神話


こんなにも哀しき骸骨の姿。

岡本太郎 明日の神話


灼熱の炎が全ての命を食いつくし、
唯一生き物であるかのように、生き生きと赤く燃える。
形あるものは全てひとつに混ざり、あらゆる色を孕む灰色の雲へと消えてゆく。

岡本太郎 明日の神話


壁画のちょうど正面には岡本太郎&敏子の写真が。
太郎さんはいかにも太郎、敏子さんもいかにも敏子、な写真で、
密かに胸が熱くなる。
見てますか?『明日の神話』が日本に戻ってきましたよ。

岡本太郎 明日の神話

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この日、アートツアーの最初の場所を原美術館にしたのは
友達をここに連れてきたかったからなんです。

初めて来たときに感激したカフェ ダール。
夏の庭は、芝生も青々として気持ちが良いです。
窓から降り注ぐ陽の光も強くて、料理がキラキラ輝いて見えます。

原美術館 カフェ ダール(Cafe d’Art)

さてさて。まずは前菜。
この時点で私たちは、満面の笑みで「おぉ~」と唸ります。
日替わりなので、メニューを選ぶ時点ではどんな見た目かわからないのです。
だからこれは、当たりの「おぉ~」。

原美術館 カフェ ダール(Cafe d’Art)

プリップリの蛸に酸味の利いたオリーブオイルのソース。
サッパリ食べやすくて精のつく、夏に嬉しいお料理です。
オリーブの実も大好きなので、モリモリ頂きました。
考えてみたら生ってちょっと珍しいかも。

原美術館 カフェ ダール(Cafe d’Art)

パンは温かく、外側パリッと、内側はふんわり柔らかでしっとりと。
うんうん、そうでなきゃね。
コーンの粒々と甘みもアクセント。
メインが来る前に食べきってはいけません。

原美術館 カフェ ダール(Cafe d’Art)

出ました、メインの羊ちゃん。
鴨肉同様、羊肉が選択肢にあったなら、それはつまりGOのサインなのです。
ワインのソースでオーソドックスな味付け。

原美術館 カフェ ダール(Cafe d’Art)

枕にしているのはアンデーブ(かな?)のクレープ。
切り口も美しいです。

ふにゃっとした感触・・・って書いちゃうと語弊を産みそうだけど、
優しいやわらかさがなんだか嬉しい。
食感と苦味が、甘めのソースや脂分の多い肉と合うの。
さりげなさく引き立てる、名脇役です。

テーマ:Lunch♪ - ジャンル:グルメ

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この夏は観たい展示がありすぎて、
それじゃあ、と一日掛けてハシゴすることにしました。
暑い一日になりそうです。

まずは、原美術館の『ヨロンヨロン束芋展』。
いつもは目に優しい緑のツタも、おどろおどろしく見えます。

ヨロンヨロン束芋展


浮世絵のような渋くも鮮やかな色づかいに、
昭和レトロな懐かしさと妖しげで不気味な雰囲気。
ふてぶてしいオバちゃんと情けないハゲ親父。
この人の映像、どっかで見たことあるなぁと思っていたら・・・うん、やっぱりそう。
『バミリオン・プレジャー・ナイト』でした。

バミリオン・プレジャ-・ナイト バミリオン・プレジャ-・ナイトvol.2バミリオン・プレジャ-・ナイトvol.3バミリオン・プレジャ-・ナイトvol.4バミリオン・プレジャ-・ナイトvol.5

実はもしかしてグロイかしら?と心配していたんです。
そしたら見事に、入っていきなりの展示からして、
手から手が別れて出てきてうにょーっとなって髪の毛みたいのがわさわさわさっ
・・・っていうえも言われぬ感じな絵が壁一面、無数に貼られていました。

それが後に、実は映像の習作だったり、コマ割の元になる絵だったり、
っていうのが分かってきて・・・いやー、面白かった。
いや、そんなの分かる前に自然と引き込まれたと言った方が正しいかもしれない。

Tabaimo カエルの王さま drop dead cute 春の画集

映像単体としてだけの作品ではなく、映像を流す箱全体が作品になっている。
まぁそれは特に珍しいことではないのかもしれないけれど、
箱の居心地のよさと映像の居心地の悪さのギャップが面白い。
箱自体が妙に日常に接近しているからか、
シュールで、非現実的な映像なのに、いやに身近に感じられた。

DVDが出ていたら欲しいなぁと思ったけれど、
箱ごと持ってこないともったいない。

束芋さんってものすごーくアバンギャルドで、
舌にピアスしてるような姉さんを想像していたのだけれど、
トップ・ランナーを見る限りは清楚でおっとりしたお嬢さんといった感じ。

若い人なので、これからが楽しみですな。(・・・となぜか翁風。)

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どーしてもどーして若冲が見たくて、
そのくせ会期終了間近で、
そんなこんなを一身上の都合ってことにして、
本日は誠に勝手ながら、会社を早退させていただきました。
そして向かうは東京国立博物館
目的は若冲!!『プライスコレクション 若冲と江戸絵画展』です。

ザ プライスコレクション  若冲画譜  動植綵絵第2版

若冲といえば色彩豊かで細密な動物画。
実際そういう作品もすばらしかったのですが、意外にも心惹かれたのは水墨画でした。
墨の濃淡やぼかし、かすれのリズムが見れば見るほど面白い。
離れて見て唸り、遠くから見て唸り、横から正面から・・・
飽きることがありません。

特にお気に入りだったのは『鶴図屏風』。(ここで見られます)
鱗状の模様になるよう、境目を白く残しながら灰色に塗られた羽と、
尾部分の漆黒と、白く残された部分と・・・バランスも見事です。

全体を眺めると、ちょうど卵がコロコロ転がっているように見えて楽しくなります。
もう今にも動き出しそう。

質感が伝わるほど、徹底的に細かく描きこまれた嘴や脚の部分とは対照的に、
身体の丸みはものすごく単純な線で描かれています。
そのギャップがたまりません。
これだけ細かく描きこんでおきながら、
どうしてこんなにも大胆な線で仕上げられるのか・・・。
これが金持ちの余裕なのか、懐の大きさなのか、
若冲の男前っぷりに、ただただ惚れるばかりでした。



『若冲と江戸絵画展』というくらいだから、他の画家の絵ももちろんあります。
大好きな河鍋暁斎も沢山見られました。
ダイナミックで、バリエーション豊かで、ユーモアもある・・・カッコイイ!!
この人の男前度も半端無いでしょう。
河鍋暁斎記念美術館、一度は足を運ばねばなるまいて。
蕨だけど。遠いけど。

もっと知りたい伊藤若冲  目を見張る伊藤若冲の『動植物絵』  伊藤若冲  若冲

とは言え、楽しみにしていた『花鳥人物図屏風』はやはり圧巻。(ここここで見られます。)
人垣が二重にも三重にもなっていてなかなか観られないのですが、
並んで押されてガラスにへばりついてでも観る価値がありました。
ほんっとーに仕事が細かい。
近くで見るとモザイクの幾何学模様に見えるのに、
少し遠ざかるとちゃんと動物になっていて。

嗚呼すばらしい。
この絵を浴室のタイルにしているプライスさんが羨ましい。

飽きずに粘っていた閉館間際。
この絵から2~3m離れたところで、自然と人が横一列に整列し始めました。
そう、みんな気持ちはひとつ。
せっかく来たからには、やはり一度全景を眺めたいんです。
まだ見てない人が何度も前を横切るのを苦々しく見つめること十数分。
絵の前を遮るものが何も無くなった瞬間は突然やってきました。

はああああ・・・何たる贅沢。
すっごく楽しい絵。

あんなに小さなマス目を一つ一つ描いていって、
よくもまぁこんなに大きな絵が出来たもんだ。
レゴブロックで一軒家を建てるようなものですよ。すごすぎる。



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少年社中 第17回公演 『アルカディア』
場所: シアタートラム
日時: 2006年8月17日(木)19:30
URL : http://www.shachu.com/special/lost_adventure/arcadeia/index.html
作・演出: 毛利亘宏 
出演: 井俣太良  大竹えり  岩田有民  堀池直毅  森 大  廿浦裕介  加藤良子 長谷川太郎  杉山未央 山川 ありそ 宇都宮直高 松下 好(エルカンパニー) 宮本 行(ブルージェイイースト) 土屋 雄(innerchild) 鈴鹿貴規(Team AZURA)  加藤 敦(ホチキス)  芳賀 淳子(Ele-C@)園山ことえ(SUPER★GRAPPLER)

友達に誘われて、廃墟に眠る少年の夢三部作の完結編『アルカディア』を観て来ました。
少年社中は、同シリーズの第一作『リドル』以来です。

つまり二作目だけうっかり見逃しているわけですが・・・
個々の作品は独立しているので、わかりづらい、ということもなく楽しめました。
同じ役名が使われていたり、
しかもその役を同じ役者さんが演じていたり、
見つけるとちょっと嬉しくなるポイントもあります。

少年の夢・・・ってやっぱり冒険とロマンなのでしょうか??
キャラクター、設定、セリフ、ストーリー展開、
語尾につける擬音や妙に声が高くてかわいすぎる女の子たち・・・
全てが週間少年ジャンプっぽいんです。

   


でもそこはやはり演劇。
紙の上や二次元では到底かなわない表現を駆使した、
エンターテインメント性の高い作品でした。

前回も衝撃を受けた衣装。
観る前から楽しみにしていたのですが、やはり期待を裏切りません。
キャラクターたちの住む世界や立場、性格がくっきりと浮かび上がります。
それが役者さんが動くたび、踊るたびに布が舞って
本当に綺麗なんです。

それから歌。
主役の役者さんは本当に歌がうまかったー。
澄んだ声がホール中に響き渡り、それだけでも感動しました。

ダンスも相変わらず見事だったし、まさに"魅せる舞台"でした。

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

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千葉県八千代市勝田台にあるサウンドカフェバー Beat'sで開催された
『大インド祭り』なるイベントに行ってきました。

前半は南インド料理のミールスに舌鼓を打ち、
後半はシタールライブに酔いしれるという、
舌と耳でインドを感じるお祭りです。

Beat’s 大インド祭り
席に着くと、テーブルの上にはバナナの葉が並んでいました。
座って待っていると、一品ずつ盛り付けてくれます。
だんだん目の前でミールスが出来上がっていく様子は、見ているだけでも楽しいです。


Beat’s 大インド祭り
夏らしいサッパリしたお味。

Beat’s 大インド祭り
コーンポタージュじゃないよ。
豆好きにはたまらない豆々したスープ。

Beat’s 大インド祭り
生姜と青とうがらしがピリリ。

Beat’s 大インド祭り
椎茸がうんまい。

Beat’s 大インド祭り
ヨーグルトとオクラの組み合わせは酸っぱくてねばねばして・・・。
独特だけど、慣れるとクセになる。

Beat’s 大インド祭り
うだるような暑さの夏に嬉しい酸っぱいスープ。

Beat’s 大インド祭り
気分はMAHARAJA!!
しかもプレミアム。

テーマ:アジアンエスニック - ジャンル:グルメ

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こどもの城+ネルケプランニング プロデュース 
『南国プールの熱い砂』
場所: 青山円形劇場
日時: 2006年8月4日(金)
URL : http://www.nelke.co.jp/stage/pool.html
作・演出: 桑原裕子 
出演: 渋谷琴乃 小橋めぐみ 伊達暁(阿佐ヶ谷スパイダース)
     笹峯あい 小手伸也(innerchild) 宮下今日子(サードステージ)
     平沼紀久(劇団方南ぐみ) 原扶貴子(KAKUTA)
     成清正紀(KAKUTA) 川久保拓司 横山真二(KAKUTA)
     吉田晋一(カムカムミニキーナ) 桑原裕子(KAKUTA)

南国プールの熱い砂


気になりつつもなんとなーくチケット購入を見送っていた公演。
でも実際始まると急に観たくなっちゃいませんか??
『南国プールの熱い砂』もその一つです。
平日の仕事帰りに青山劇場へ直行し、当日券をゲットしてきました。
思いつきでふらっと一人、舞台を観に行くなんてなんだか素敵。
大したことでもないのに自分に酔い、無駄にウキウキしてしまいます。

KAKUTAで以前上演した作品で、もちろん脚本は桑原さんが書いています。
今回は桑原さんが演出を手掛けるようだし、
KAKUTAのメンバーも何人か出るようなので・・・と重い腰を上げました。

男は女にロマンを求め、女は男にロマンを求めるものなのでしょうか??
男性が書いた脚本に出てくる女性はジャンプのヒロインみたいだし、
女性の書く男性は別マの主人公が片思いを寄せる男子みたいだし、
「そんな奴おらんやろう」がどうしても気になるときがあります。

現実に辟易すると、人は妄想に逃げ込むものなのでしょうか??
あまりに俺ワールド全開だと他人はついて行けません。

桑原さんの作品は過去2回(1,2)観ただけですが、
女性にしては男っぽい(と言って良いのか分からないけど)本を書く印象がありました。
で、色々あるけど…解決しないけど…明日があるさ、的な
とっても現実感漂う部分と創作ならではの面白みを孕んだ展開。
その辺のバランスが私にはちょうど良いのです。
少年漫画愛読女子向け…と申しますか。


南国プールの熱い砂


で、今回。
波の音にラジオから流れる軽妙なDJの声…
円形の会場全体が南国リゾートの浮かれ気分に包まれていました。
下のフロアがプールになっているので、
独特な塩素の匂いがさらに気分を掻き立てます。
どんな楽しいお芝居が始まるんだろう…とワクワクしちゃいました。

もうそういった諸々のお膳立てがあって、何枚も色眼鏡をかけた上で観たんです。
……見事に裏切られました。
こういう種類の鈍い痛みを感じさせる物語も書いちゃう人なんですね。
サバサバとスパッと軽快に語っていくのが得意なのかと思っていたのですが、
その辺を活かしてどーんと沈めるのもうまかったです。
もう何を書いてるか良くわからないけれど、
とにかく言いたいことは…また観にゆくぜ!KAKUTA!!

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

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Author:niu
人生急がば回れ。
好きな食べ物は道草。

ゆっくり歩こう、さんぽみち。

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ゆっくり歩きすぎて、
現実とズレまくっております。
えーっと・・・最新記事は
2006年8月です。
違和感たっぷりでごめんなさい。

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