さんぽみち。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
▲Page top

本来ならば『KABUKU~寅の巻』を観に行くはずで、
ぽっかり空いてしまった日曜日。
どこかで、みんなと観劇できなかったことを残念がっている自分がいました。
それがとっても嫌だったんです。

「あの日に一人で観劇するのは必然だった」と思いたい!と一念発起して、
興味があったのになかなか行けなかった展覧会にゆくことにしました。
とても混んでいて評判になっているという、オラファーエリアソン『影の光』。

オラファー エリアソン 『影の光』


最終日だし、いつもの私ならめんどくさがって絶対に行かないでしょう。
開場前に到着できるように目覚まし時計をセットしたら、
それだけでなんだかワクワクして来ました。
よしよし!我ながら良い傾向です。

品川駅から歩いて10分ほどのところにある原美術館
当日はお天気も良くて、まさに美術鑑賞日和です。
春をも感じる太陽の暖かさに誘われたのでしょうか、
いつの間にか顔はにやけっぱなし。
油断したらハミングしながらスキップしそうな勢いでした。

オラファー エリアソン 『影の光』 弾む心を大人の平常心で抑えつつ、
到着してみれば・・・やはりすごい人です。
 小さくて立地も良いとは言えない原美術館。
最終日とはいえ、開場10分前にして
この行列は驚きです。

中に入ると、もっと大きな驚きの連続でした。
まぁもともと美術鑑賞経験値が低いのもあるでしょうが、こういう展示を観るのは初めてです。

 真っ白な壁に囲まれた部屋の中心に、天井から輪が吊るされて、ゆっくりと回転しています。そこに細く強く絞った光を当てたとき、輪に反射した影の光が壁に映し出されるのです。その輪が素材を変えることで全く違った形と印象を放っていきます。


● 円を描く虹-Round rainbow 2005
 透明なアクリルから次々にプリズムの七色が繰り出されます。
 数ある展示の中で、色も形も一番変化に富んでいました。
 それだけに一瞬だけ垣間見える無色の真円が
 とっても尊いものに感じられます。

● 色彩の空間を包み込むもの-Colour space embracer 2005
 大・中・小の三色の輪が重なり合うように吊るされ、
 それぞれが違った方向、違ったペースで回転しています。
 形だけでなく、影が重なることで生まれる新しい色が美しかったです。

● 空間を包み込むもの-Your space embracer 2004
 中心に吊るされるのは鏡の輪。
 その分身ともいえる影の輪が部屋中の光を集めながら
 ひとつの場所へ帰ってゆく様子が、
 暖かいようで、怖いようで、不思議な魅力があります。

次々に生まれては変化し、消えてゆく形の美しさ。
はかない一瞬がつむぎ出す永遠のリズム。
柔らかな光のリボンがシュルシュルと流れるようです。
光源も、輪を動かすモーターも人工的なものなのに、
なぜか自然の織り成す美しさを感じます。

オラファー エリアソン 『影の光』


もちろん輪っこシリーズ(とは言わない)以外も魅力的な展示でした。

● 美-beauty 1993
 展覧会ポスターにも採用されている展示。(↑の写真参照)
 真っ黒な部屋の中心に細かい霧のような水のカーテンがかかっています。
 そこに光を当てると、柔らかいオーロラのような美しさで、
 マイナスイオン出まくりなのか、その部屋にいるだけで相当癒されます。
 水が床ぶつかり、虹がはじけ飛んでいる様子もきれいでした。
 子供が水に手をかざしているどさくさに紛れて、
 カーテンの中をくぐり抜けちゃいました。見知らぬ少年よ、ありがとう。

● 単色の部屋と風が吹くコーナー-Room for one colour and Windy Corner 1998
 部屋に入ると、ただオレンジ一色。
 最初は何も変化が無くて意味がわからず、すぐに部屋を出ました。
 で、2回めに入ったとき、気がついたのです。
 そこは全てがセピア色に染まり、彩度と色相が失われていました。
 かばん中のものをひっくり返し、色を確かめてみるものの、
 赤いチークもコートの青い柄も同じ色に見えます。
 これはまさに野田凪さんがラフォーレでやっていた実写版白黒映画の世界!
 古い映画や写真でしか見たこと無い、明度だけの空間で、
 自分の身体が動いているのはとっても不思議な感覚でした。

LAFORET ~ ggg books-73 野田凪


さっき見たあの瞬間にまた出会いたくて、
かと思うと、何度も見たはずの光景がまた違った印象に見えて・・・
その繰り返しなので、ひとつの部屋にずーっといても飽きることがありません。

一人で行ったおかげで気兼ねなく、
好きなところに好きなだけいることが出来ました。
やっぱり美術鑑賞は一人に限る!とは思うけど、
感動の共有も大事なわけで・・・。
一番良いのは、誰かと一緒に行って出口集合かしら?

やっぱり今日『KABUKU』を見られなかったのは必然でした。
改めて、この体験を与えてくれたみんなにありがとう!
スポンサーサイト
▲Page top

▲Page top














管理者にだけ表示を許可する

▲Page top
▲Page top

profile

niu

Author:niu
人生急がば回れ。
好きな食べ物は道草。

ゆっくり歩こう、さんぽみち。

--------------------------

ゆっくり歩きすぎて、
現実とズレまくっております。
えーっと・・・最新記事は
2006年8月です。
違和感たっぷりでごめんなさい。

--------------------------

あなたのコメント・トラックバックがわたしの励みです!
心よりお待ちしております。

monthly

08 ≪│2017/09│≫ 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

--------

ブログ内検索

ブログ通信簿

recommend

junji


akko

my favorite blog

othello

mero

livly

RSS

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。