さんぽみち。
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2006年9月9日

代々木の金魚カフェを出て、次に向かったのはお隣り原宿。
ラフォーレで装苑70周年のイベントが催されていたのです。

円柱には歴代の表紙たちが張り巡らされています。
昔のおしゃれは今のファッションと違ってエレガントだね。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』


入り口の前にどどーんと建てられ、
さすがの存在感を放っていたのは「ミナ ペルホネンの家」。
この赤線の囲いが情緒に欠けて、なんとも残念ですが。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』


1時間の家

「1時間の家」と称されたこの家に展示されている布、そして屋根に張られた布のひとつひとつは、すべてつくり始めてから1時間経過した時点の織りであり、刺繍である。
ものが生まれる過程には多くの時間を必要とするが、時間は価値を決める絶対的な条件ではない。
この時間と人がどう関わるかということがクリエーションということなのだと思う。
1時間という作業から生まれる様々な状態の形の奥には、時計では計れない時間がたくさん含まれている。
時間の短縮というメリットと引き換えに、技術の多様性と思考の範囲を狭めてしまうことなく、ものづくりの可能性を探っていくことがクリエーションを自由にする。


装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』

大事なのはどれだけ込めたかということ。
込めるのに必要なのは、時間じゃなくて密度。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』 装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』

仕事の行き届いた布というのは、いくら見ても見飽きないものです。
均一であるところは素晴らしく均一で、
だからといって退屈ではなく、自然に任せた遊びもある。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』 装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』

色んな人の手を経た布と刺繍の質感、あたたかみ。
太陽光と風と雨に晒されて、また変化する。
自然のものが手仕事を以って人のものとなり、自然の力を以ってまた自然へと返ってゆく。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』 装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』



さてさてこちらはF.O.B COOP
オープンテラスのようになったところにカフェがあり、
その前にあるお花屋さんが今日はこんなことになってます。
レースペーパーが幾重にも。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』

花と虫。
しかも朽ちている。
この耽美な組み合わせがたまらないのです。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』

ここにあるのは命なき生物ばかり。
死して尚、生きることを義務付けられたのだろうか。
生きていた頃の姿を映しているようでいて、色も瑞々しさも失っていて。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』 装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』

標本もドライフラワーも果実酒も、死んでからでは作れない。
その命の盛りの時に、いちばん美しいときを見計らって、命を絶たねばならない。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』 装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』

命と時間を捨て、引き換えに永遠の命と時間を得る。
その命が過ごすべきだった時間は実感されることもなく、
封じ込められたまま、二度と戻ることはない。

装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』 装苑70th anniversary weeks in Laforet HARAJUKU 『TOKYO FANTASY』

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お友達のお友達、ダイモンナオ。ちゃんが個展をやると言うので、連れて行ってもらいました。
場所は代々木の金魚カフェ
ごちゃごちゃと雑貨が置いてあったり、角が丸かったり、
なんだかいい雰囲気です。

ダイモンナオ。個展 'room


ちょっとくすみの入った色使いとか、色合わせとか、間の取り方がすっごく私好み。
友達の友達・・・みたなことでついてくとそれなりの不安もあるものですが、
こういう出逢いは嬉しいものだね。

ダイモンナオ。個展 'room


当日は個展初日につきオープニングパーティでした。
みんな絵やイラストや小物や・・・自分の作品を発表してる子ばかり。
とっても刺激を受けました。
私の友達は、どうやらそれも狙っていたよう。ありがたいねぇ。

ダイモンナオ。個展 'room


なんとナオちゃんが絵を習っていると言う師匠までサプライズ訪問してました。
売っていたイラスト葉書を買い占めて、来場者に配るという太っ腹ぶり。
やっぱりめちゃめちゃカッコイイ人です。

ダイモンナオ。個展 'room


9月には言ってもまだまだ夏。
暑い日が続いていても、こっそりひっそり柿の木は秋の準備を始めてました。

ダイモンナオ。個展 'room


次回はカフェとしてゆっくり訪れてみたいな。
その節はよろしく頼むよ、金魚さん。
ダイモンナオ。個展 'room
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「ようこそ、僕のピンクの小部屋へ」

ピンクを基調とした色彩に包まれ、
どことも言え世界を背景にして、青年が笛を吹いている。
あらわになった腹筋のラインとエキゾチックな顔立ちは
ギリシャ彫刻のように美しい。
悩ましげなポーズに妖しげな視線。

タイトルは『ピンク・ナルシス』。

ピンク・ナルシス


映画館でたまたま見かけたポスターは、あまりに衝撃的でした。
よくよく見れば、上映は今週いっぱい。
で、あくる日の夜、急きょ渋谷まで出かけることにしたのです。

狭い客席はけっこう埋まっています。
男女問わずなカップルやおネエな殿方もいらしたように見えました。

内容は、全く無いようなとてつもなく深いような・・・。
個人的には観賞用イメージビデオとして楽しみました。

ゲイカルチャー。
アバンギャルド。
ロマンチック。
ゴシック。
スキャンダラス。
エロス。
ナルティシズム。
禁断。
耽美。
神秘。

思い当たる単語を並べるだけで精一杯。
感想を文章にまとめられそうもありません。
でも間違いなく、これぞ『ピンク・ナルシス』でした。
 

テーマ:ミニシアター系 - ジャンル:映画

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予告編を観たときから、心惹かれるものがありました。
もちろんオダギリジョーはかっこいい。
香川照之は演技がうまい。
だから当然と言えば当然だけど、
何より映像から漂ってくる空気感が好きで。

   


二人の兄弟と彼らの育った田舎が舞台になっています。
田舎というと脳裏に浮かぶのは、母親の実家がある山形の田園風景。
小学生の頃はお盆休みの時期に、毎年泊まりに行きました。
風にたなびいてサラサラ音を立てる青い稲穂。
一日中聞こえてくる小川のせせらぎ。
裏庭でミンミンと鳴く蝉の声。
子供ながらに「田舎って良いなぁ」と実感したものです。

そのイメージはもちろん変わらないのですが、
大人になってから「映画の中の田舎」については
同時に”怖さ”も感じるようになりました。
田舎を出た者=裏切り者,羨望と嫉妬の的。
田舎といえば閉鎖的で、住民が無表情、村長または家長の言いなりで、
小さな宗教団体のように描かれることが少なくないように思います。


   


田舎に残ってしがないガソリンスタンドを継ぎ、
父親の身の回りの世話をしながら、2人暮らしをしている兄。
高校を卒業してすぐ東京に出て、写真家として成功し、
金にも女にも不自由せずに暮らしている弟。
良い子の見本のように誉められて育った兄。
出来損ないの見本のように貶されて育った弟。
奪われ続けた兄。
奪い続けた弟。
お互いを尊敬しながらも軽蔑している微妙な関係が一気に揺れ始めます。

観ているうちに何が真実で何が嘘なのか、
ゆれにゆれて酔いそうになります。
もしかしてここはこういうことなのかも?と一つ仮定すると、
じゃあさっきのここはこういうことになって、あそこもああなって・・・と、
一つのことがゆれると、そのゆれが水面の波紋のように全体に伝わっていくのです。

お兄ちゃんの複雑な笑顔が、ただ笑っているだけじゃなくて、
何か含んでいるんじゃないか?と思うと背筋が寒くなってきます。
ぎゅっと口角を結び、歯を食いしばって、青筋を立てて笑っている。
耐えているような、怒っているような、
意思とは関係なく笑顔を作るのが癖になって固まっているような。


    


ときどき挟み込まれる無機物の静止画も効果的でした。
ただそこに、いつも通り当たり前にある物が
何か意味を持っているんじゃないかと思えたときの恐ろしさ。
めでたいはずの鯛のお頭さえ、
死んだ目の奥に何か秘めてくるようで、不気味に感じられます。

わかってたつもりだったけど・・・役者達の演技力すごい!
そして初めて観た西川美和監督、すごすぎる!
見応えのある映画です。
観に行くときのコンディションには十分注意が必要でしょう。
観るたび全く違った結論に至ってしまうかも知れません。

そうそう、いよいよ物語のクライマックス!!って時に
突然現れるおどけた伊武雅刀、唯一の安らぎポイントです。

     
 

テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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パルコ・プロデュース公演 『噂の男』
場所 : PARCO劇場
日時 : 2006年8月20日
URL : http://www.parco-play.com/web/play/uwasa/
作  : 福島三郎
演出 : ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演 : 堺 雅人 橋本じゅん 八嶋智人 山内圭哉 橋本さとし


阿修羅城の瞳 2003 劇団新感線(DVD) アール・アンド・シー 時給800円/GREATEST HITS Piper/ひーはー ビクターエンタテインメント 石井一孝/浦井健治/橋本さとし/石川禅/他/BEST MUSICAL(2)


お芝居を見るようになってからまだ日の浅い身ではありますが、
段々と、テレビではあまり見かけないけれど、舞台でよく見る役者さん、
というのが増えてきました。

人気のあるところにしょっちゅう呼ばれていて、
役が違ってもその人らしさが滲み出ている役者さん。
どんな料理にでも使えるけれど、
必ず素材そのものの味が感じられる野菜みたいな。
「この人出すのはずるい。」と言いたくなるような。

で、この『噂の男』のキャスティング・・・
ずる過ぎるでしょ。卑怯でしょ。
これぞ正しく”役者が揃った”ってことかも。

根っからの良い人、悪い人。
良い人ぶってて実は悪い人。
見るからに悪そうだけど、本当は良い人・・・に見せかけて実は??
騙しているのか、騙されているのか、そのふりをしているだけなのか・・・。
その辺の二転三転がうまいですよねー。
観ていて何度も裏切られ、ガッカリしつつも、
本気で憎憎しいのがむしろ快感だったりして。

正直、グロくて最低な話で引くところも多かったし、
手放しで人に勧めたいとも思わないのだけれど、
それでもやっぱり面白かった!!
あー。最近こういうの多いなぁ。

蛇足ですが・・・せっかくここまで揃えたのだから、
うまいこと五人だけのお芝居にして欲しかったりもしました。
ケラさん演出の五人芝居でシリーズ化されないかしら~。
 
DVD やさぐれぱんだ 金盤   DVD やさぐれぱんだ 銀盤  DVD やさぐれぱんだ 白盤 DVD やさぐれぱんだ 黒盤



テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

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Author:niu
人生急がば回れ。
好きな食べ物は道草。

ゆっくり歩こう、さんぽみち。

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ゆっくり歩きすぎて、
現実とズレまくっております。
えーっと・・・最新記事は
2006年8月です。
違和感たっぷりでごめんなさい。

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